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手掌の多汗症

代償性発汗というのは多汗症の一種なのですが、これは胸腔鏡下胸部交感神経遮断術(Endoscopic Thoracic Sympathectomy)という手術をした後に病的に発汗が増加することで、医原病といえます。
ETSにより、胸から上の汗や手の汗が止まります。手術後には縫合する必要はなく、傷跡はほとんど目立ちません。手掌の多汗症で悩んでいる患者さんには若い方が多くおられますが、傷跡が残らないことは大変大きなメリットです。」と謳われ、多くの病院で、手汗の多汗症の方に勧められている手術です。
しかし、その手術後に、背中、お尻、太ももなどの発汗が多くなる現象である代償性発汗のことは、あまり良く説明されていないのが実情のようです。
この手術を受けると、代償性発汗といって、背中、腹、足のモモの裏に大汗をかく現象が起こります。背中からの汗は、水をかけられたくらいの量です。これは夏だけではありません。ETSは、循環調節、体温調節、エネルギー代謝などをコントロールしてくれる交感神経の機能を破壊してしまう非常に問題のある手術です。
代償性発汗に対する有効な治療法はありません。「手掌多汗症」の手術を受けられる時には、自分は本当に手の汗が多くて日常生活にも支障があるのか、代償性発汗を受け入れられるか、よく考えてから決められて下さい。
手汗に悩む方は、手の汗が止まった代りに,体から汗が噴き出すようになる可能性のある手術だということをよく知ってから受ける必要があります。

代償性発汗のメカニズム

代償性発汗は、ETSという手術を行った後に起こる場合があるのですが、人によっては、尋常でない汗の量だということです。
発症するメカニズムは現代においても必ずしも明確になっているとは言えません。代償性発汗は、ETSによって、胸部交感神経幹が切除されたことによって、他の部位の本来備わっていた交感神経の作用がより一層強まって、激しい代償性発汗が起こるという説もあります。早朝のアドレナリンの血中濃度や、ノルアドレナリンの血中濃度が、正常範囲の3〜50倍にもなってしまっているのだそうです。
代償性発汗はその汗の量からしても普通の状態という事はできないでしょう。 代償性発汗は野放しには出来ない病気です。
代償性発汗の治療としては、上肢や下肢の末梢神経が切断された場合、切断端の上下の神経を剥離して引き寄せ、直接結合するという対策が取られます。これは神経が欠損部分の3cmを超えていなければ結合できると言われています。
代償性発汗は様々な治療法や改善法といったものが取られていますが、いずれにしても代償性発汗は薬などによって和らぐようなものではありません。また、代償性発汗や多汗症の病状と言うものは、個人差が大きく、発症する原因が人それぞれ違うという問題点もあります。治療を受ける際は注意が必要です。
発汗を抑えるために

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リバーサル手術

代償性発汗についてはまだまだ起こる原因が不明であると言う点が多いと言われていますし、代償性発汗には決定的な薬というものは存在しませんし、確実な手術法のようなものもありません。
リバーサルとは神経再生のことですが、代償性発汗に対しては確実な方法ではありません。今の医療レベルでは完全にETSの手術前の体に戻ることはできません。
代償性発汗の治療としては、消失した神経を人工の神経と繋ぐといったものもありますが、どのくらい効果が期待できるのかわかりません。脊椎損傷の治療のように、多くの困難があるとも言われています。
海外では、リバーサルを受けて、ホルネル症候群という二重被害に遭うケースも出ているようです。リバーサル手術については、情報収集をお勧めします。
発汗を抑えるために

Copyright © 2008 代償性発汗を軽減する治療法はあるのでしょうか?